
このコーナーは2007年6月よりブログ「恋愛・結婚・お金・人間関係の悩みをぶっとばすオモシロ講座」に引越しました。
還暦を過ぎたおかんが日々感じるあんなこと、こんなこと
0.7.2.23 地球環境破壊の現状を憂えておられます。さらに私たちに提案されておられます。 このコーナーで一番最初に(最下段)紹介したご「鏡の法則」が書籍化され、 いま大変な人気を博しています。 「鏡の法則・人生のどんな問題も解決する魔法のルール」総合法令出版このたび、 出版文化産業振興財団が主催する 「 読ませ大賞 」 を『 鏡の法則 』 が受賞しました!
おめでとうございます。野口嘉則さんのメルマガ 「まぐまぐ マガジンID;0000177504 幸せ成功力を高めて自己実現!〜気づきと感動の心理学
2月2日号からの抜粋記事★「幸せな社会を実現する自然観とは?」 第23号 ─────────────────────────────── ■ 映画 『不都合な真実』 を見ましたか?
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先日、映画 『不都合な真実』 を見てきました。
この映画、アメリカで公開されるやいなや、ドキュメンタリー映画史上に残る
記録的なヒットとなった作品です。
「タイム」「ニューヨーク・タイムズ」「ワシントン・ポスト」などの 有力紙もこぞって絶賛し、本年度のアカデミー賞にもノミネートされています。 日本でも先月から映画が公開され、また、書籍版もすごく話題になっていますね。
(書籍版については、以下のURLでAmazonのページに跳びます)
http://www.amazon.co.jp/dp/427000181X/ref=nosim/?tag=siawaseseikou-22
映画の内容は、アメリカの前副大統領アル・ゴア氏が、地球温暖化によって引き起こされる
世界的な危機を訴えるドキュメンタリーです。
ゴア氏は世界各国で、これまで1000回以上も、地球環境に関するスライド講演を
開いてきたそうです。
この映画の中でも、数々の衝撃的な情報やデータを紹介しながら、 今すぐ私たちが迅速かつ大胆に行動する必要性を説いています。 地球環境の現状について知れば知るほど、早急に全人類的な規模で行動を起こす必要性を、 私は感じます。 それと同時に、地球環境の問題は、私たち人類が、生き方について見つめなおすチャンスでも あると思うんです。 それは、“真に幸せな生き方”に気づくチャンスです。
真に幸せな生き方とは、私たちの子孫の代まで幸せが永続するような生き方です。
まず考えてみましょう。
私たちが今のままの生き方を変えなければ、子孫にどんな地球を
残すことになるのでしょうか?
ここで確認してほしいのですが、あなた自身は、今の地球環境の現状について、
どのような認識をしていますか?
そしてその認識は、どのような情報に基づいていますか?
「地球は本当に温暖化しているのか?」「その原因は人間なのか?」
「その結果は、本当にただちに行動を取らねばならないほど危険なものか?」
これらの問いに対して、実は、科学者たちの間では、一致した結論が出ているようです。
ジム・ベイカー氏は、米国立海洋大気庁の長官を務めていたとき、
温暖化の問題について、次のように述べました。
「この問題以上に、科学的な意見が一致している問題はほかにはない。
あるとしたら、ニュートンの力学法則ぐらいだろう」
また、サイエンス誌の編集長であるドナルド・ケネディ氏も、
温暖化に関する意見の一致度合いについて、こう言っています。
「科学において、この件に関する意見ほど皆の見解が一致することは、まれである」
つまり、「地球温暖化の進行によって地球が危機的状況に瀕していること。
その原因が人間であり、それも先進国の人たちのライフスタイルであること」は、
科学者レベルでは一致した認識になっているのです。
ところが、一般大衆レベルでは、ごく一部にしか危機的状況が認識されていないのです。
専門家による気候変化に関する調査(2004年「サイエンス・マガジン」)によれば、
専門家たちが地球温暖化対策を支持した論文は928もあり、一方、
温暖化対策を否定した論文はゼロでした。これが専門家たちの認識です。
温暖化の原因を疑ったり、対策を否定する論文の確率は 0%なのです。
一方、一般大衆の認識はどうかというと、
米国で過去14年間に大衆向け新聞に掲載された温暖化関連の記事は 636あり、
その中の53%は、温暖化そのものを疑う内容の記事なのです。
専門家たちが必死になって危機を訴える一方で、多くの大衆は、
何も心配するほどのことはないかのように、今までどおりのライフスタイルで
生きているわけです。
そして実際、科学的根拠のない楽観論が、大衆向け新聞に掲載されているわけです。
なぜ、このような大きなギャップが生じているのでしょうか?
地球環境の現状(=真実)を認めてしまうと、すぐに道義的な行動を
起こさなければならなくなります。
これは、多くの政治家にとっても、企業にとっても、財界の人たちにとっても、
都合が悪いことのようです。科学的根拠がなくとも、温暖化そのものを疑う説を
支持するほうが都合がよいというわけです。
また、今までの生き方を変えたくない多くの人にとっても、地球環境の真実を
認めることは、不都合なことなのかもしれません。
彼らも、温暖化そのものを疑う説を受け入れます。
さて、南極の氷を調査すると、 過去65万年間の二酸化炭素濃度と気温がわかるそうです。 (65万年前というと、ペキン原人とかの時代よりも、さらに昔ですね) その調査によると、今の地球が異常な状態にあること、そして、私たちが
今のままの生活をする限り、これから地球の温暖化がさらに加速していく
ことがわかります。
地球の気温の上昇につれて、ハリケーンや台風が巨大化し、一方、 下降気流によって干ばつの被害を受ける地域も広がるそうです。 また、気候の変動によって、農業や漁業が大打撃を受け、世界的な
食糧危機が訪れるとのこと。
そうなると、 食糧自給率が異常に低い日本は、特に深刻な影響を受けることになります。 今、私たちは、現実を直視する勇気を持ち、そしてプラス思考で 行動を起こす必要があるのです。 具体的な行動としては、省エネルギー型のライフスタイルに切り替 えることが大切ですね。 一家団らんも省エネルギーになります。
家族が一つの部屋に集まり、同じ時間にいっしょに食事をしたり、 また親子でお風呂に入ったり、・・・ こうすると電気などのエネルギーを節約できますね。 ただ、そうした対策を打つだけでなく、根本的に生き方を見つめな おす必要があると思うのです。 人類の文明社会が興ってから今日までに、この地球上から多くの生 物が絶滅してしまい(現在も、1年に5万〜15万種の生物が絶滅しています)、 地球環境も危機的状況に陥ってしまいました。 それは、私たち人間が、「人類も自然の一部であること」 を忘れて しまったことが大きな原因であると思うのです。 私たちは、まるで人類こそがこの地球の主役であるかのように考え、 その考えを前提として文明社会を発達させてきたのだと思います。 自然を、「人類によって征服され管理されるべきもの」「人類の便利な 生活のために利用されるべきもの」 と捉えてきたのです。 その結果、森林を破壊し、生態系を狂わせ、オゾン層に穴をあけ、 地球温暖化まで引き起こしてしまったわけですね。 古代の日本では、自然を敬い、自然の森羅万象すべてを神として崇め、 自然によって生かされていることに感謝して生活しました。 私たち人間の生活が自然の恵みの上に成り立っていることをわかっていたので、 自然の秩序を乱すような行為や営みは行いませんでした。 つまり、「人間も自然の一部である」 という謙虚さを持っていたのです。
こうした自然観は、古代の日本人だけのものではなく、インドのウパニシャッド哲学、
ネイティブ・アメリカンやアボリジニの人たちの自然観などにも共通しています。
現代の私たちは、こうした自然観に学ぶ必要があるのではないかと思います。
場合によっては、今まで拠りどころにしてきた価値観を手放す勇気が必要に なるかもしれません。 これを機会に、あなたも“真に幸せな生き方”について考えてみて はどうでしょうか(^_^) 06・4・24 「ゆるゆる よがふく ゆるゆる」 ↓ 「人生何でもあり」 ↓ 「宇宙公認カウンセラー よがふく」(5月よりタイトル変更」 http://plaza.rakuten.co.jp/yogapu2/ 私(還暦を過ぎたおかん)は60数年の人生で体感したこと… 「人生の現実はすべて自分の心を写す鏡である。心の持ち方を変えると現実も変わっていく」 というえらそうなことを、エッセイ「おかんの法則」の中でいつもお喋りしていますが、 同じことを よがふくさんのBlogの中に発見して、とてもうれしかったので、 ご紹介したいと思います。厳しい現実に対局した人でなくては書けない真実を 独特の語り口でお喋りされています。今回は 「人とのつきあいがあまりうまくない場合の対処の仕方」に とっても参考になると思いますよ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 2006/4/17 今の 目の前の現実 環境 は ぜんぶ 自分で 自分に 用意している。 このことに 気づいてから 少しは 生きるのが 楽になりました。 なぜなら どうしようもない と 思える環境でも 自分で 用意しなおせる ことが わかったからです。 ここで 問題になってくるのが どの思いに従って 自分が その現実を用意しているのか? だと 思います。 つまり 現実を用意している自分が どんな思いに従っているのか が わかってしまえば その思いを変えてしまえば 現実を 変えることが できるからです。 ここで ポイントなのは 人は 「自分の一番の思いに従って 現実を 用意する。」 ということです。 たとえば 人とのつきあいが あまりうまくいかない現実 が あったとします。 しかし 自分は もっと 人と幅広くつきあう人生を 送りたいと 思っていたとします。 このように 現実 と 思い が 違う場合 人ともっとつきあいたい という 思い 以上に 強い思いが 自分でも気づかない内に 自分の中にある場合 が 多いのです。 この場合ですと 人とあまり関わりたくない という思いが 自分の中で 一番になっているので その思いに従った 現実を引き寄せています。 そんな 馬鹿な! 自分は 人とうまくつきあえないから 苦しい思いをしているのに と 思うかもしれません。 しかし 人と うまくつきあえる自分になることで 得られる メリット より 人と つきあわないこと で 得られる メリットの方が 大きいから 人と つきあわない という思いが 自分の中で 一番になっているのです。 人は 常に 無意識のうちに 自分にとって 一番 メリットのあることを しようとします。 ですから それでも 人と うまくつきあっていきたいのなら 人とつきあわないこと で 得られる メリットが 何なのか? を 自分の中から 見つける必要があります。 そして 人とつきあうことで 得られる メリット と 比較して 自分で納得した上で 人とつきあうことで 得られる メリットの方が 自分は 必要なんだ と 一番に 置き換える 必要があります。 わたしの 場合ですと わたしは 拒否し続けられてきた 人間ですから 「これ以上 傷つきたくない」 という思いが 深いところにあるんです。 つまり わたしが 人と つきあってこなかったのは 最初から 人と つきあうことをしなければ 人間関係で 傷つくことが なくなるからです。 これ以上 傷つかない という メリット の 方が 新しい出会いが 新しい広がりを人生にもたらす という メリット より 大きい と 自分で 無意識のうちに 判断していたから 自分から つながりを 断ってきたわけです。 しかし わたしは 今までの人生を 通じて 学んだことがあります。 それは 「苦しい」 は 何かが間違っているよ という サイン だということです。 自分にとって 必要でないものを 必要だと 思い込んだとき 人は 必ず 「苦しい」 と 感じるようにできています。 だから わたしは 「苦しい」 を 軌道修正の指針 に することにしました。 人生という 航海の 羅針盤に 「苦しい」 を 使っています。 苦しい と 感じなくなるまで 自分の 向きを 変えることを しています。 自分の向きを変える ということは 自分が 絶対これが必要だ と 思っているものが 本当に 必要なのか? その 必要と 思う 根拠は? と 自分に 問い直す ということです。 そうしていくうちに 自分が 傷つく ということは 相手の反応に 原因がないこと。 ぜんぶ 自分の 受け止め方次第 で 決まる ということ。 そして そこから 自分は 傷ついてはいけないことは ない。 ということが わかってきて 傷つかない ことよりも 新しい出会いで もたらされるメリットの方が はるかに大きいことが わかってきて まだまだ 自分から 飛び込んでいく ということは 少ないですけど お誘いがあった場 は よほどのことが無い限り 参加させていただくようにしています。 わたしの場合 たまたま そこで たった一人 親しくなれた人がいまして その人の持つ 交流の流れに 便乗させていただく みたいな形で ちょっとづつ 参加する場 を 増やしていっています。 わたしみたいに 初対面の相手が 苦手な人でも そうやって 初対面の人でも 親しい人を 間にはさむことで 何とか 話すことが できますんで そこからまた 新しい つながりが できていくと 思っています。 過去出会った人が 否定したのは 過去の自分 で 今出会ってる人が 今の自分を どう思うかは 会って 話ししてみないと 誰にも わかんないんですね。 自分は 人付き合いが 下手 だという ありのままの事実 と それでも 自分は 人と関わっていきたい という 思いがある ということを 明確に 自覚 できているのなら 飾らない いいかっこしない 自分で 思うように 接していったら いいと 思うんです。 それが 今の自分に 必要な人を みつけるのに 一番 手っ取り早い方法 だと 思います。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「よがふくさんのプロフィール」 Shiozyさんのサイト「感動・感激/感謝 3Kan.net」 http://www.3kan.net/ からリンクさせていただきました。 30歳のときに、自己破産、離婚。 以後、ホームレスと風俗店の住み込みの生活を繰り返す。 終わりの見えない苦しみの中で、36歳のとき、 「自分の受け止め方」 にすべての原因があることがわかり、 「人の心の在り方」の追及を始める。 05年、ようやくそれらがまとまり、講師デビュー。 --------------- 現在も新聞配達をしながら、 ボランティア活動に、講演にと活躍中。 --------------------------------- 『欲、夢、命』 朝 新聞配りながら 今までを 思い起こしていました。 ホームレスの頃 一番の願いは 「家を借りる」 ことでした。 住み込みの職場に集まる人の 精神レベルにうんざりしていたので 通いの職場で もっと普通の考え方の人に 囲まれたら 自分も変わっていくのに と 思っていました。 でも 保証人になってくれる人が いないので 選択肢は 住み込みの職場だけでした。 でも 1年9ヶ月前 保証人になってもいいよ という人が 現れてくれて 何のあてもなく 職場を辞めて とりあえず家を借りました。 とにかく 家を借りたら 何かが変わるかもしれない と 思ったからです。 その後 運送会社の倉庫に 通いで勤め始めました。 でも そこは 休憩のない職場で1ヶ月で 辞めました。 その後 前の職場に 恥をしのんで 雇ってもらい 昼間はNPOの仕事 夜はパチンコ屋 の生活を。 しかし そこも 上が変わり 肉体的にどんどんハードになっていって 9ヶ月目に 1週間寝込んで 辞めました。 少し 蓄えがあったので 3ヶ月は 食費を削って そのマンションにいました。 しかし もう家賃が払えなくなり 「また ホームレスか・・・」と 思っていたころ ある人が 保証人になってくれて 敷金とか 全部出してくれて 今の 光熱費込み家賃3万 の 家に住むことができました。 そんなこと すっかり忘れていました。 恥ずかしい限りです。 自分の 苦しさだけが すべてに なっていました。 一人で 生きているんじゃ ないんですね。 「自分の望む関係」 で ないにせよ 誰かといつも 何らかの 関わりを持って 生きているのですよね。 今まで 生まれてきてから 今日まで わたしは 毎日 何かを 食べてきました。 それって 食べた回数だけ 何らかの命が 消えていること なんですよね。 数え切れない命 を 食べて 今日まで来たのに その命達 には 目もくれず 自分のことばっかり 考えてきたんですよね。 わたしの命は わたし一人が独占して 自由にしていいもの では ないんですね。 わたしの命は 数え切れない命の 集合体なんですよね。 だから 自分の 損得のためにだけ 使えないんですよね。 周りのためにも 自分の命を使って 初めて 今まで 消えていった 数え切れない命に 感謝し 胸をはって 生きていけるのですよね。 食べる とは 命が ひとつに なること。 そして 周りの人に 何かすることによって また その命が 形を変えて 想いとなって分かれていく。 そして 終わることなく 命は めぐり めぐっていく。 命で つながっている。 どんなときも。 その つながりからは 誰一人 決して 外れようがない。 あぁ つながっているんや・・・・・・ 見えない と 無い は 違うんや・・・・ 今まで そんなこと 考えもせんで 何かが 欲しい ばっかしやった。 あんだけ 欲しかった家も 手にできたのに もう そんなことは すっかり忘れて 金が欲しい に なっとる。 結局 自分の外にあるものを 求めているうちは 手にできても 本当に 満足できんのやなぁ。 刺激をもらうだけで 真の癒し には つながらんのやなぁ。 本当に 満たされたいと 思ったら 自分の中にあるもんを ほじくり返していかな あかんのやなぁ。 でも 欲は 生きるモチベーションを 保つのに 不可欠なんやなぁ。 だから 欲は それでは真の満足は得られない と 自覚しながら 叶ったらいいな ぐらいのスタンスで 人生のおまけ ぐらいの感覚で 持っていたら バランスのいい 精神状態が 保てるんやろなぁ。 今まで その欲が 満たされたら すべてが うまくいく なぁんて 思っていたから おかしなことに なっていたんやな。 だけど やっぱり 夢は 持っておかな あかんのや。 下手な鉄砲 数打ちゃ 当たる の 感覚で い〜っぱい持っていたら そのうち どれか 当たるかもしれん で ええんや。 叶う 叶わない や のうて 「持つこと そのもの」 に 夢の 本当の価値が あるんや。 叶う に こしたことないけど それは オマケ みたいなもんや。 もっと 大事なもんが あるんや。 命 は そこに 向けなあかんのや。 オススメの1冊・永遠のベストセラー本「アルケミスト」 イチロー選手の「夢を追い求める生き方」に共感をおぼえた人に、オススメの1冊です。 「アルケミスト(錬金術師)」パウロ・コエーリョ著 山川紘矢+山川亜希子訳 カドカワ文庫 _____________________________________________________________ (あらすじ) 羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。 そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。長い時間を共に過ごした羊たちを 売り、アフリカの砂漠を越えて少年はピラミッドを目指す。 旅の中で少年は運命を知り、前兆を読み、愛を知り、大いなる魂に触れる…。 「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」 「前兆に従うこと…」 という錬金術師の導きと、旅のさまざまな出会いと別れのなかで 少年は、人生の知恵を学んで行く。 夢をあきらめずに生きていくことの大切さを伝えて、世界中の人々に勇気と感動を与えた名著。 10年前に単行本(地湧社)で読みましたが、還暦を過ぎた今でも再読するたびに、 行間に新しい発見があり、喜びを感じます。 夢の実現と人生の流れの過程を、わかりやすく伝えてくれる。 夢に向かって行けば、全宇宙が助けてくれて運命は切り開かれていくことを、 羊飼いの少年の夢を通して冒険物語として描かれています。 子供から大人まで誰にでも楽しめます。 人生の流れにシンクロニシティがどうかかわっていくか、については 「聖なる予言」(ジェームス・レッドフォード著山川紘矢+山川亜希子訳 カドカワ文庫)も スピリチュアルな気づきを冒険小説として描かれて世界的にヒットしましたが、 この「アルケミスト」の方がわかりやすく奥深く描かれています。 「星の王子さま」(サン・テグジュペリ)や、 「ナルニア国物語」C・S・.ルイス・)…(やっと映画になった!)や、 「もも」(ミヒャエル・エンデ)や「赤毛のアン(モンゴメリ)などと共に、 若モノ向けの本を年を重ねてから再読すると、また新たな発見があるものですね!! 友達から教えてもらった 野球選手イチローの小学6年生の時の作文です。 凄い内容なので、ご紹介したいと思います。 「へーっ、知らなかったの?」と言われてしまいました。 知らない方はどうぞ。 ちなみに、おかんの夢はどうだったか?最後にどうぞ _______________________________■ 『ぼくの夢』 愛知県西春日井郡とよなり小学校 6年2組 鈴木一郎 ぼくの夢は、一流のプロ野球選手になることです。 そのためには、 中学高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。 活躍できるためには練習が必要です。 ぼくは、3歳のときから練習を始めています。 3歳から7歳までは半年くらいやっていましたが 3年生のときから今では 365日中360日は激しい練習をやっています。 だから1週間中で友だちと遊べる時間は5〜6時間です。 そんなに練習をやっているのだから、 必ずプロ野球選手になれると思います。 そして中学、高校と活躍して高校を卒業してから プロに入団するつもりです。 そしてその球団は中日ドラゴンズか西部ライオンズです。 ドラフト入団で契約金は1億円以上が目標です。 ぼくが自信のあるのは投手か打撃です。 去年の夏、ぼくたちは全国大会に行きました。 そして、 ほとんどの投手を見てきましたが、 自分が大会NO1選手と確信でき、打撃では県大会4試合のうち、 ホームラン3本を打ちました。 そして、全体を通した打率は5割8部3厘でした。 このように自分でも納得のいく成績でした。 そしてぼくたちは、1年間負け知らずで野球ができました。 だからこの調子でこれからも頑張ります。 そして、ぼくが一流の選手になったら、 お世話になった人に 招待券を配って応援してもらうのも『夢』のひとつです。 とにかく1番大きな夢は、プロ野球選手になることです。 ______________________________________■ スゴイですね! (補足・おかんのつぶやき) おかんの小学校時代に描いた夢は? 作家になること→ → 作文コンクールで入賞したとき。 歌手になりたい→ → 童謡コンクールで全国2位になったとき。 ステキな男性と結婚して子供をいっぱい生んで、優しいお母さんになる。 …ウーン。みんなちょびっと叶ったけど大成していない。夢はヒトツにしときゃよかった! でも、学校の先生の「夢はいっぱい持ちましょう!」の教えに従ったんだけどなあ。 努力が足りない?それは言える。 06・2・15 野口 嘉則 さんの「幸せ成功力を日増しに高めるEQコーチング」 からの転用文ですが、 ウチの夫(再就職のお世話をするキャリアカンセラーをしています)が、 会社で研修用のレポートとして回ってきたものを持って帰ってくれました。 「いろんな所へ転用してください」という野口さんのご意向があったので、 ここにご紹介したいと思います。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 人生のどんな問題も解決する知恵 「鏡の法則」 はじめに 皆さん、こんにちは。 幸せ成功力コーチの野口です。 「幸せ成功力を日増しに高めるEQコーチング」というブログを書き始めて、 もうすぐ 1年になります。 おかげさまで、たくさんの読者さんに訪れていただけるブログに成長しました。 ブログでは、幸せな成功を実現するために役立つ情報を、 今のところ253本の記事にし て公開しています。 そして、この253本の記事の中で、圧倒的に反響が高かった記事があります。 この記事の反響には、私自身が驚きました。 その記事とは、息子さんがいじめられて悩む主婦A子さんと、 不思議なコンサルタント B氏のお話です。 実話にもとづくお話です。 A子さんはB氏のサポートを得て、最大の悩みを解決するばかりか、 人生で未完了だっ た問題(宿題)に気づき、人間的に大きく成長されます。 この記事を公開したところ、 ブログのコメント欄に書き込んでくださるだけでなく、 私 のメールアドレス宛てに、 個人的にメールくださった方がたくさんおられたのです。 これは、他の記事では見られない現象でした。 「久々に号泣しました」 「長年許せなかった人を許す勇気を持てました」 「心の底から感謝の気持ちに満たされました」 など、いただいたメールのほとんどは感動と感謝のメッセージで、 私自身、胸が熱くな りました。 また、この記事をコピーして、 私が講師を務める企業研修(EQ向上研修)の中で配り ました。 参加者の皆さんには、研修初日の夜に宿題として読んでいただき、 翌日感想をお聞きし ました。 すると参加者の約90%もの人が、この記事を読んで 「泣いた」もしくは「涙がにじんだ」 と 答えてくださったのです。 このA子さんのストーリーには、 私たちの心の奥深くに訴えかけてくるものがあること を確信しました。 私自身も、この記事を読み直すたびに、 A子さんの勇気に触れて涙がにじみます。 そして、A子さんのストーリーから大きな勇気をもらいます。 そこで今回、この話をレポートにすることにしました。 持ち歩いて読んでいただけば、いつでも優しい気持ちに なれるのではないかと思います。 感謝の気持ちを思い出させてくれるかもしれません。 あなたが幸せな成功を実現するために、 このレポートがお役にたてば嬉しいです。 そして、あなたの周りに幸せな成功者の輪が広がっていくのに、 このレポートがお役に 立てば幸いです。 このレポートから、何かの気づきや感動が得られたら、 ぜひその気づきや感動を周りの 人に分かち合ってください。 このレポートはコピーして配っていただいてもOKです。 また、このレポートのファイルをメールに添付して 転送していただいてもかまいません。 あなたに、たくさんの素晴らしい出会いが引き寄せられますように! 2005年12月20日 野口嘉則 (このお話は実話ですが、登場人物の職業などを多少変えてストーリーを設定しています) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 A子(主婦、41歳)には悩みがあった。 小学校5年生になる息子が、学校でいじめられるのだ。 いじめられるといっても、暴力まではふるわれないらしい。 友達から仲間はずれにされたり、何かあると悪者扱いされたりすることが多いようだ。 息子は、「いじめられてるわけじゃない」と言い張っているが、 息子を見ていると、寂しそうなので、A子は胸が痛むのだ。 息子は野球が好きなのだが、友達から野球に誘ってもらえないので、 学校から帰ってき たら一人で公園に行って、壁とキャッチボールをしている。 2年くらい前には、息子が友達といっしょに野球をしていた時期もある。 当時のことなのだが、A子が買い物の帰りに小学校の横を通りかかったときに、 グラン ドで息子が友達と野球をしていた。 息子がエラーをしたらしく、周りからひどく責められていた。 チームメイト達は、容赦なく大きな声で息子を責めた。 「お前、運動神経がにぶ過ぎだぞ!」 「お前のせいで3点も取られたじゃないか!」 「負けたらお前のせいだぞ!」 A子は思った。 「たしかに息子の運動能力は高くない。 しかし、息子には息子のいいところがある。 とても心が優しい子なのに。」 A子は、自分の息子のいいところが認められていないことが、悔しかった。 そして、ひどいことを言うチームメイト達に対して、 自分の息子が笑顔で謝っているのを見るのが辛かった。 その後まもなく、息子は野球に誘われなくなった。 「お前はチームの足を引っぱるから誘わん」と言われたらしい。 息子にとって、野球に誘ってもらえないことが、一番つらいようだ。 A子へのやつ当たりが目立って増えたことからも、それがわかる。 しかし息子は、辛さや寂しさを決して話してはくれなかった。 A子にとって一番辛いのは、息子が心を開いてくれないことだった。 「僕は平気だ」と言い張るばかりなのだ。 A子が、「友達との上手な関わり方」を教えようと試みても、 「うるさいな!ほっといてよ」と言ってくる。 「転校しようか?」と持ちかけた時は、 「そんなことをしたら、一生うらむよ!」と言い 返してきた。 息子の状況に対して、自分が何もしてやれないことが 情けなく、A子は無力感に陥って いた。 そしてある日、学校から帰宅して公園に行ったばかりの息子が、 不機嫌な顔で帰ってきた。 「何があったの?」と聞いても、「何もない」と言って教えてくれない。 真相は一本の電話で明らかになった。 その夜、親しくしているご近所の奥さんから電話がかかってきたのだ。 「A子さん、○○○君(A子の息子の名前)から、何か聞いてる?」 「えっ?いいえ」 「今日、公園でうちの下の子どもをブランコに乗せていたのよ。 ○○○君は、いつもの 壁にボールを投げて遊び始めたわ。 するとね、○○○君のクラスメイトらしい子たち が7、8人くらいやって来てね、 『ドッジボールするからじゃまだ!』って○○○君に 言うのよ。 しかも、その中の1人がボールを○○○君にぶつけたのよ。 ○○○君、す ぐに帰っていったわ。 私としては、その場で何もできなくて、申し訳なかったと思っ てね。」 A子は愕然とした。 「そんなことを私に黙っていたなんて。」 そんなつらい思いをしていながら、自分に何も言ってくれないことが悲しかった。 その日は、あらためて息子から聞き出そうという気力も湧いてこなかった。 翌日、A子はある人に電話をかけることを決意した。 その人とは、夫の先輩に当たるB氏だ。 A子は、B氏とは話したこともないのだが、1週間前に夫からB氏の名刺を渡された。 B氏は、夫が高校時代に通っていた剣道の道場の先輩である。 夫も20年くらい会っていなかったらしいが、 夫が最近街を歩いていたら、たまたま ばったりと出会ったということだった。 久々の再会に盛り上がって喫茶店に入り、2時間も話したらしい。 B氏は、今は経営コンサルタントを仕事にしているそうだ。 夫の話では、B氏は心理学にも詳しく、 企業や個人の問題解決を得意としているとのこと。 そこで夫が息子のことを少し話したら、 「力になれると思うよ。」と言って名刺を渡して くれたそうだ。 夫は、その日、「お前の方から直接電話してみろよ。話を通しておいてやったから」と、 その名刺を渡してきた。 A子「どうして私が、そんな知らない人にまで相談しなきゃいけないの。 あなたが直接 相談したらいいじゃない。」 夫 「俺が心配なのは、お前のほうだ。○○○のことで、 すっと悩み続けてるじゃないか。 だから、そのことをBさんに相談したんだ。」 A子「私に問題があるっていうの?私が悩むのは当然よ! 親なんだから。あなたは一日 中トラックに乗ってりゃいいんだから気楽よね。 実際に○○○を育ててるのは私 なんだからね。 あなたはいっしょに悩んでもくれない。そのBさんに相談なんて しないわ。 どうせその人も、子育てのことは何も分からないに決まってるわ。」 そう言ってA子は、その名刺をテーブルの上に投げた。 しかし、昨日の出来事(近所の奥さんから聞いた話)があって、 A子はすっかり落ち込み、わらをもすがるような気持ちになっていた。 「こんな辛い思いをするのはイヤだ。誰でもいいから、助けてほしい。」 そう思ったときに、B氏のことを思い出したのだ。 幸い名刺はすぐに見つかった。 息子が学校に行って1時間くらい経ったころ、意を決してB氏に電話をかけた。 その時A子は、その日に起きる驚くべき出来事を、想像だにしていなかった。 受付の女性が出て、B氏に取り次いでくれた。 A子は自分の名前を告げたものの、 電話に出てきたB氏の声がとても明るかったので、 「こんな悩み事を相談してもいいのか?」という気持ちになった。 次の言葉がなかなか見つからなかったのだが、 B氏のほうから声をかけてきてくれた。 「もしかして□□君の奥さんですか?」 「はい、そうなんです。」 「あー、そうでしたか。はじめまして。」 「あのー、主人から何か聞かれてますか?」 「はい。ご主人から少し聞きました。息子さんのことで悩まれてるとか。」 「相談に乗っていただいていいのでしょうか?」 「今1時間くらいなら時間がありますので、よかったら、 この電話で話を聞かせてくだ さい。」 A子は、自分の息子がいじめられたり、仲間はずれにされていることを簡単に話した。 そして、前日にあった出来事も。 ひととおり聞いて、B氏は口を開いた。 「それは辛い思いをされてますね。親としては、こんな辛いことはないですよね。」 その一言を聞いて、A子の目から涙があふれてきた。 A子が泣き始めたのに気づいたB氏は、A子が落ち着くのを待って続けた。 「奥さん、もしあなたが、本気でこのことを解決なさりたいなら、それは、おそらく、 難しいことじゃありませんよ。」 A子は、「難しいことじゃない」という言葉が信じられなかった。 自分が何年も悩んで解決できないことだったからだ。 だけど、B氏の言葉が本当であってほしいと願う気持ちもあった。 「もし解決できるなら、何だってやります。 私は本気です。だけど、何をやれば解決す るんですか?」 B氏「では、それを探りましょう。まず、はっきりしていることは、 あなたが、誰か 身近な人を責めているということです。」 A子「えっ?どういうことですか?」 B氏「話が飛躍しすぎてますよね。まず理論的なことをじっくり説明してから 話せばいいんでしょうが、それをすると何時間もかかるし、 私もそこまでは時間がな いのです。 なので、結論から話します。理論的には根拠のある話なんで、 後で、参考になる心理学の本など教えます。 結論から言います。 あなたが大事なお子さんを人から責められて悩んでいるということは、 あなた が、誰か感謝すべき人に感謝せずに、 その人を責めて生きているからなんです。」 A子「子どもがいじめられるということと、私の個人的なことが、 なぜ関係があるん ですか?何か宗教じみた話に聞こえます。」 (注:このあたりの理論的・心理学的な背景は、私のブログの他の記事をご参照下さい。 このレポートの最後のページに情報を載せておきます。) B氏「そう思われるのも、無理もないです。われわれは学校教育で、 目に見えるものを 対象にした物質科学ばかりを教えられて育ちましたからね。 今、私が話していることは、心理学ではずいぶん前に発見された法則なんです。 昔から宗教で言われてきたことと同じようなものだと思ってもらったら わかりや すいと思います。 私自身は何の宗教にも入っていませんけどね。」 A子「その心理学の話を教えてください。」 B氏「現実に起きる出来事は、一つの『結果』です。 『結果』には必ず『原因』があるの です。 つまり、あなたの人生の現実は、 あなたの心を映し出した鏡だと思ってもらうと いいと思います。 例えば、鏡を見ることで、『あっ、髪型がくずれている!』とか 『あれ?今日は私、顔色が悪いな』って気づくことがありますよね。 鏡がないと、自分の姿に気づくことができないですよね。 ですから、人生を鏡だと考えてみて下さい。 人生という鏡のおかげで、私たちは自分の姿に気づき、 自分を変えるきっかけを得ることができるのです。 人生は、どこまでも自分を成長させていけるようにできているのです。」 A子「私の悩みは、私の何が映し出されているのですか?」 B氏「あなたに起きている結果は、『自分の大切なお子さんが、 人から責められて困って いる』ということです。 考えられる原因は、あなたが『大切にすべき人を、 責めてしまっている』という ことです。 感謝すべき人、それも身近な人を、あなた自身が責めているのではないですか? 一番身近な人といえば、ご主人に対してはどうですか?」 A子「主人には感謝しています。トラックの運転手として働いてくれているおかげで、 家族が食べていけてるのですから。」 B氏「それは何よりです。では、ご主人を大切にしておられますか? 尊敬しておられま すか?」 A子は、「尊敬」という言葉を聞いたときに、ギクッとした。 A子は、日ごろから夫のことを、どこか軽蔑しているところがあったからだ。 A子から見て、楽観的な性格の夫は、「思慮の浅い人」に見えた。 また、「教養のない人」にも見えた。 たしかに、A子は四年制の大学を卒業しているが、夫は高卒である。 また、それだけではなく、夫は言葉ががさつで、本も週刊誌くらいしか読まない。 読書が趣味のA子としては、息子に、 「夫のようになってほしくない」という思いがあっ たのだ。 A子は、そのこともB氏に話した。 B氏「『人間の価値は教養や知識や思慮深さで決まる』と思っておられますか?」 A子「いえ、決してそんなふうには思いません。 人それぞれ強みや持ち味があると思い ます」 B氏「では、なぜご主人に対して、『教養がない』ことを理由に軽蔑してしまうんでしょうね。」 A子「うーーーん。私の中に矛盾がありますね。」 B氏「ご主人との関係は、どうなんですか?」 A子「主人の言動には、よく腹が立ちます。喧嘩になることもあります。」 B氏「息子さんの件で、ご主人とはどうですか?」 A子「息子がいじめられていることは、いつもグチっぽく主人に言っています。 ただ、 主人の意見やアドバイスは受け入れられないので、 主人にちゃんと相談したこと はありません。おそらく、私にとって主人は、 一番受け入れられないタイプなん だと思います。」 B氏「なるほど。もう一つ根本的な原因がありそうですね。ご主人を受け入れるよりも 前に、そっちを解決する必要があります。」 A子「根本的な原因ですか?」 B氏「はい、あなたがご主人を受け入れることができない根本的な原因を探る 必要があ ります。ちょっと伺いますが、ご自分のお父様に感謝しておられますか?」 A子「えっ?父ですか?そりゃもちろん感謝してますが・・・」 B氏「お父様に対して『許せない』という思いを、心のどこかに持っていませんか?」 A子は、この「許せない」という言葉にひっかかった。 たしかに自分は父を許していないかもしれない、そう思った。 親として感謝しているつもりであったが、父のことは好きになれなかった。 結婚して以降も、毎年の盆・正月は、実家に顔を見せに家族で帰っている。 しかし、父とは、ほとんど挨拶ていどの会話しかしていない。 思えば、高校生のころから、父とは他人行儀な付き合いしかしてこなかった。 A子「父を許してないと思います。だけど、父を許すことはできないと思います。」 B氏「そうなんですね。じゃあ、ここまでにしますか?お役に立てなかったとしたら、 申し訳ありません。それとも、何かやってみますか?」 A子「私の悩みの原因が、本当に父や主人に関係しているんでしょうか?」 B氏「それは、やってみたらわかると思いますよ。」 A子「わかりました。何をやったらよいか教えてください。」 B氏「では、今から教えることをまずやってみてください。お父様に対する『許せない』 という思いを存分に紙に書きなぐって下さい。 怒りをぶつけるような文書で。 『バカヤロー』とか『コノヤロー』とか『大嫌い!』とか、そんな言葉もOKです。 具体的な出来事を思い出したら、その出来事も書いて、 『その時、私はこんな気持 ちだったんだ』ってことも書いてみてください。 恨みつらみをすべて文章にして、容赦なく紙にぶつけてください。 気がすむまでやることです。充分に気がすんだら、また電話下さい。 携帯の番号も教えておきます。」 A子にとって、そのことが、息子の問題の解決に役立つのかどうかは疑問だった。 しかし、それを疑って何もしないよりも、可能性があるならやってみようと思った。 A子は、「今の悩みを解決できるなら、どんなことでもしよう」と思っていた。 それに、B氏の話には、根拠はわからないが、不思議な説得力を感じた。 A子は電話を切ると、レポート用紙を持ってきて、父に対する思いを、 思いつくままに 書き始めた。 自分が子どものころは、なにかと口やかましい父だった。 夕食が説教の時間になることも多かった。 また、子ども達(A子と兄弟)が自分の思い通りにならないと、 すぐに大声で怒鳴りつ ける、そんな父だった。 「お父さんは、私の気持ちなんか興味ないんだ!」と、そう思うことも多かった。 お酒を飲んだ時に、仕事のグチを言うところもイヤだった。 また、建設会社で現場監督をしていた父は、砂や土で汚れた仕事着で帰って来て、 その まま食事をすることが多かったが、それもイヤだった。 A子は、父に対しての気持ちを文章にしていった。 気がついたら、父に対して「人でなし!」とか「あんたに親の資格なんかない!」とか、 かなり過激な言葉もたくさん書いていた。 ある出来事も思い出した。 自分が高校生のころ、クラスメイトの男の子と日曜日にデートをしたことがあった。 その男の子と歩いているところを、たまたま父に目撃され、後で問いただされて 説教さ れたことがあった。 両親には、「女の子の友達と遊ぶ」と嘘をついていたのだが、 父はその嘘を許せないよう だった。 その時の、父の言葉は今も覚えている。 「親に嘘をつくくらい後ろめたい付き合い方をしているのか! お前は、ろくな女には ならん!」 思い出しているうちに悔し涙が出てきた。 悔しさも文章にした。 「お父さんがそんな性格だから、嘘もつきたくなるんでしょ! 自分に原因があることも 分からないの? それに『ろくな女にならない』って、なんてひどい言葉なの。 私がどのくらい傷ついたか知らないんでしょう! あんたこそ、ろくな親じゃない! あれから私は、お父さんに心を開かなくなったのよ。自業自得よ!」 書きながら、涙が止まらなかった。 気がついたら、正午を回っていた。 書き始めて2時間近く経っていた。 十数枚のレポート用紙に、怒りを込めた文章が書きなぐってあった。 容赦なく書いたせいか、それとも、思いっ切り泣いたせいか、 気持ちがずいぶん軽く なっていた。 A子は、午後1時を回ったところで、B氏に電話をした。 B氏「お父様をゆるす覚悟はできましたか?」 A子「正直なところ、その覚悟まではできていないかもしれません。 だけど、できることは何でもやってみようと思います。 ゆるせるものなら、ゆるして楽になりたいとも思います。」 B氏「では、やってみましょう。 お父様をゆるすのは、他でもない、あなた自身の自由のためにゆるすんです。 紙を用意してください。そして、上の方に『父に感謝できること』という タイトルを書いてください。 さて、お父様に対して感謝できるとしたら、どんなことがありますか?」 A子「それは、まず、働いて養ってくれたことですね。 父が働いて稼いでくれたおかげで、家族も食べていけたわけですし、 私も育ててもらえたわけです。」 B氏「それを紙に書き留めて下さい。他にもありますか?」 A子「うーーーん。私が小学生のころ、よく公園に連れていって遊んでくれましたね。」 B氏「それも書き留めておいて下さい。他には?」 A子「それくらいでしょうか。」 B氏「では、別の紙を用意して『父に謝りたいこと』ってタイトルを書いてください。 さて、お父様に謝りたいことは、何かありますか?」 A子「特に浮かびませんが、あえて言えば、『心の中で反発し続けたこと』でしょうか。 ただ、心から謝りたいという気持ちにはなれませんが。」 B氏「実感がともなわなくてもOKです。形から入りますから。 とりあえず、今おっしゃったことを書き留めてください。」 A子「書き留めました。で、形から入るといいますと、何をやればいいのですか?」 B氏「いいですか、今から勇気の出しどころです。 もしかしたら、あなたの人生で、一番勇気を使う場面かもしれません。 私が提案することは、あなたにとって、最も抵抗したくなる行動かもしれない。 実行するかどうかは自分で判断して下さいね。 今から、お父様に電話をかけて、感謝の言葉とあやまる言葉を伝えるのです。 実感が湧いてこなかったら、用意した言葉を伝えるだけでもOKです。 『父に感謝できること』と『父にあやまりたいこと』の2つの紙に書き留めたことを、 読んで伝えるだけでOKです。 伝えたら、すぐに電話を切ってもらってかまいません。やってみますか?」 A子「・・・・・。たしかに、今までの人生で使ったことがないくらい、 勇気を使わないとできませんね。 でも、これが私の悩みの解決に役立つなら、 それだけの勇気を使う価値はあるん だ思います。だけど、難しいですねー。」 B氏「やるかやらないかは、ご自分で決めてくださいね。 私も、一生に一度の勇気を使う価値はあるとおもいますけど。 それから私は、次の予定がありますので、このあたりで失礼します。 もし実行されたらご連絡下さい。次のステップをお教えします。」 A子にとって救いなのは、「形だけでいい」ということだった。 「謝る」ということについては、気持ちがともなわない。 「悪いのは父親の方だ」という思いがあるから、自分が謝るのは筋違いだと思う。 だけど、書き留めた文章を棒読みするくらいならできそうだ。 それならば、やってみた方がいいに決まっている、と思えた。 A子は「電話をかけよう」という気になってきた。 そして、電話をかけようとしている自分が、不思議だった。 こんなきっかけでもなかったら、A子が父親と電話で話すということは、 一生なかったかもしれない。 結婚して間もないころは、実家に電話をして父が電話に出たときは、 すぐさま「私だけど、お母さんにかわって」と言っていた。 しかし今は、「私だけど」と言っただけで、 父の「おーい、A子から電話だぞ」と母を呼 ぶ声がする。 父も「A子から自分に用事があるはずない」ということわかっているのだ。 しかし、今日は電話で父と話すのだ。 「躊躇していたら、ますます電話をかけにくくなる」と思ったA子は、 意を決してすぐ に電話をかけた。 電話に出たのは、母だった。 A子「私だけど」 母 「あら、A子じゃない。元気にしてる?」 A子「うん、まあね。・・・ねえお母さん、お父さんいる?」 母 「えっ?お父さん?あなたお父さんに用なの?」 A子「う、うん。ちょっとね。」 母 「まあ、それは珍しいことね。ねえ、お父さんに何の用なの?」 A子「えっ?えーと、ちょっと変な話なんだけど説明するとややこしいから、 お父さんにかわってくれる?」 母 「わかった、ちょっと待ってね。」 父が出てくるまでの数秒間、A子の緊張は極度に高まった。 すっと父のことを嫌ってきた。 父に心を開くことを拒んできた。 その父に、感謝の言葉を伝え、あやまるのだ。 ふつうに考えて、できっこない。 しかし、息子のことで悩みぬいたA子にとって、その悩みが深刻であるがゆえに、 ふつ うだったらできそうにない行動を取っているのだった。 もしも、その悩みから解放される可能性があるなら、わらにもすがりたいし、 どんなことでもする。 その思いが、A子を今回の行動に向かわせたのだ。 父 「な、なんだ? わしに用事か?」 A子は、自分では何を言っているかわからないくらいパニックしながら話し始めた。 A子「あっ、あのー、私、今まで言わなかったんだけど、 言っといたほうがいいかなー と思って電話したんだけど、 ・・・えーと、お父さん、現場の仕事けっこう大変だったと思うのよ。 お父さんが頑張って働いてくれて、私も育ててもらったわけだし。 あのー、私が子どものころ、公園とかも連れて行ってくれたじゃない。 なんていうか、『ありがたい』っていうか、感謝みたいなこと言ったことないと思うのよ。 それで、一度ちゃんと言っておきたいなと思って、・・・。 それから私、心の中で、けっこうお父さんに反発してたし、 それもあやまりたいなと思ったの。」 ちゃんと「ありがとう」とは言えなかったし、「ごめんなさい」とも言えなかった。 だけど、言うべきことは一応伝えた。 父の言葉を聞いたら、早く電話を切ろう。そう思った。 しかし、父から言葉が返ってこない。 『何か一言でも言ってくれないと、電話が切れないじゃない』 そう思った時に、受話器から聞こえてきたのは、母の声だった。 母「A子!あなた、お父さんに何を言ったの?」 A子「えっ?」 母「お父さん、泣き崩れてるじゃないの!何かひどいこと言ったんでしょ!」 受話器から、父が嗚咽する声が聞こえてきた。 A子はショックで呆然とした。 生まれて以来、父が泣く声を一度も聞いたことはなかった。 父はそんな強い存在だった。 その父のむせび泣く声が聞こえてくる。 自分が形ばかりの感謝を伝えたことで、あの強かった父が嗚咽しているのだ。 父が泣く声を聞いていて、A子の目からも涙があふれてきた。 父は私のことをもっともっと愛したかったんだ。 親子らしい会話もたくさんしたかったに違いない。 だけど私はずっと、父の愛を拒否してきた。 父は寂しかったんだ。 仕事でどんなに辛いことがあっても耐えていた強い父が、今、泣き崩れている。 娘に愛が伝わらなかったことが、そんなに辛いことだったんだ。 A子の涙も嗚咽へと変わっていった。 しばらくして、また母の声。 母「A子!もう落ち着いた?説明してくれる?」 A子「お母さん、もう一度、お父さんにかわってくれる?」 父が電話に出る。 父「(涙声で)A子、すまなかった。わしは、いい父親じゃなかった。 お前にはいっぱいイヤな思いをさせた。うっ、うっ、うっ、(ふたたび嗚咽)」 A子「お父さん。ごめんなさい。私こそ悪い娘でごめんなさい。 そして、私を育ててくれてありがとう。うっ、うっ、うっ(ふたたび嗚咽)」 少し間をおいて、再び母の声。 母「何が起きたの?また、落ち着いたら説明してね。一旦、電話切るよ。」 A子は、電話を切ってからも、しばらく呆然としていた。 20年以上もの間、父を嫌ってきた。 ずっと父を許せなかった。 自分だけが被害者だと思っていた。 自分は父の一面だけにとらわれて、別の面に目を向けようとはしなかった。 父の愛、父の弱さ、父の不器用さ、・・・これらが見えていなかった。 父はどれだけ辛い思いをしてきたんだろう。 自分は父に、どれだけ辛い思いをさせてきたんだろう。 いろいろな思いが巡った。 「まずは、形から入ればOKです。気持ちは、ついてきますから。」 と言ったB氏の言葉の意味が、ようやく分かりかけてきた。 「あと1時間くらいで、○○○(息子)が帰ってくるな」 そう思った時に、電話が鳴った。出てみるとB氏であった。 B氏「どーも、Bです。今、40〜50分くらい時間ができたので電話しました。 さっきは、次の予定が入ってたので、お話の途中で電話を切ったような気がしまして。」 A子「実は私、父に電話したんです。電話して本当によかったです。 ありがとうございました。Bさんのおかげです。」 A子は、父とどんな話をしたかを簡単に説明した。 B氏「そうでしたか。勇気を持って行動されて、よかったですね。」 A子「私にとって、息子がいじめられてることが最大の問題だと思っていましたが、 長年父を許していなかったことの方が、よほど大きな問題だったという気がします。 息子の問題のおかげで父と和解できたんだと思うと、 息子の問題があってよかったのかな、という気すらします。」 B氏「息子さんについてのお悩みを、 そこまで前向きに捉えることができるようになったんですね。 潜在意識の法則というのがありましてね、 それを学ぶと次のようなことがわかるんです。 実は、人生で起こるどんな問題も、 何か大切なことを気づかせてくれるために起こるんです。 つまり偶然起こるのではなくて、起こるべくして必然的に起こるんです。 ということは、自分に解決できない問題は決して起こらないのです。 起きる問題は、すべて自分が解決できるから起きるのであり、前向きで愛のあ る取り組みさえすれば、後で必ず『あの問題が起きてよかった。 そのおかげで・・・』と言えるような恩恵をもたらすのです。」 A子「そうなんですね。ただ、息子の問題自体は何も解決していないので、 それを思うと不安になります。」 B氏「息子さんのことは、まったく未解決なままだと思っておられるんですね。 もしかしたら、解決に向けて大きく前進されたのかもしれませんよ。 心の世界はつながっていますからね。 原因を解決すれば、結果は変わるしかないのです。」 A子「本当に息子の問題は解決するんでしょうか?」 B氏「それは、あなた次第だと思いますよ。さて、ここで少し整理してみましょうか。 あなたにとって、息子さんのことで一番辛いのは、息子さんが 心を開いてくれないことでしたね。 親として、何もしてやれないことが情けなくて辛いとおっしゃいましたね。 その辛さをこれ以上味わいたくないと。」 A子「はい、そうです。いじめられてることを相談もしてくれない。 私は力になりたいのに、『ほっといて!』って拒否されてしまう。 無力感を感じます。 子どもの寂しさが分かるだけに、親として、 何もしてやれないほど辛いことはありません。」 B氏「本当に辛いことでしょうね。 ところで、その辛さは、誰が味わっていた辛さなのか、もうお解かりですよね。」 A子「えっ?誰がって・・・(しばらく沈黙)」 その時、A子の脳裏に父の顔が浮かんだ。 そうか!この耐えがたい辛さは、長年父が味わい続けたであろう辛さだ。 娘が心を開いてくれない辛さ。 娘から拒否される辛さ。 親として何もしてやれない辛さ。 私の辛さといっしょだ。 この辛さを、父は20年以上も味わい続けたのか。 A子のほほを涙が伝った。 A子「わかりました。私は、私の父と同じ辛さを味わっていたんですね。 こんなに辛かったんですね。父が嗚咽したのも分かります。」 B氏「人生で起こる問題は、私たちに大事なことを気づかせるべく起こるんです。」 A子「あらためて父の辛さが解かりました。 息子のおかげで、解かることができたんだと思います。 息子が私に心を開いてくれなかったおかげで。」 B氏「息子さんもお父様もあなたも、心の底ではつながっています。 お父様に対するあなたのスタンスを、あなたに対して息子さんが演じてくれたの です。そのおかげで、あなたは気づくことができた。」 A子「息子にも感謝したいです。 『大事なことに気づかせてくれて、ありがとう』って気持ちです。 今まで、『どうしてお母さんに話してくれないの?』って心の中で息子を責めていました。」 B氏「今なら、息子さんの気持ちも理解できますか?」 A子「そうか! 私が子どものころ、口うるさい父がイヤでした。 いろいろ口出ししてきたりするのがイヤでした。 今考えてみれば、それも父の愛情からだったんでしょうが、 当時は負担でしたね。今、息子も同じ思いなんだと思います。 私の押し付けがましい愛情が負担なんだと思います。」 B氏「あなたが子どものころ、本当はお父さんに、 どんな親でいてほしかったんでしょうね?」 A子「私を信頼してほしかった。 『A子なら大丈夫!』って信頼してほしかったです。・・・(しばらく沈黙)。 私、息子を信頼していなかったと思います。 『私が手助けしないと、この子は問題を解決できない』と思っていました。 それで、あれこれ問いただしたり、説教したり、・・・。 もっと息子を信頼してあげたいです。」 B氏「あなたは、お父様の辛さも理解し、息子さんの辛さも理解されましたね。 では次に、ご主人とのことに移りましょう。 朝お電話をいただいた時に、 『あなたの大切な息子さんが人から責められてしまう原因は、 あなたが身近な誰かを責めてしまっていることです』とお話したのを覚えていますか?」 A子「はい、覚えています。主人を尊敬できないという話をしました。」 B氏「ではもう一度、ご主人に対してどんなふうに感じておられるか、 話してもらえますか?」 A子「どうしても、主人に対して、『教養のない人』とか『思慮の浅い人』 というふうに見てしまうんです。 息子のことにしても、私がこれだけ悩んでるのに、根拠なく楽観的なんです。 それで主人に対しては、グチこそはぶつけますが、 ちゃんと相談したりすることはありません。 主人がアドバイスなどしてきても受け付けられないんです。」 ここまで話しながらA子は、自分の夫に対するスタンスが、 父親に対して取ってきたスタンスに似ていることに気がついた。 A子「私が父に対して取ってきたスタンスと似てますね。」 B氏「そうなんです。女性の場合、父親に対してとってきたスタンスが、 ご主人に対してのスタンスに投影されることが多いんです。 ところで、お聞きしていると、ご主人は息子さんのことを信頼されているようですね。」 A子「あっ、そうですね!そうか、主人のそういうところを見習うべきだったんですね。 息子は主人に対しては、けっこう本音を言っているみたいなんです。 息子は信頼されてると思うから、主人には心を開くんですね。 私は主人のよいところをまったく見ていませんでした。」 B氏「なるほど、そんなことを感じられたんですね。 さて、では宿題を差し上げます。やるかどうかは自分で決めてくださいね。 今日の午後、『父に感謝できること』と『父に謝りたいこと』という 2種類の紙を作ってもらいましたよね。 その紙に、お父様に感謝できることと謝りたいことを、 書き出せるだけ書き出して下さい。 紙は何枚使ってもOKです。それが終わったら、もう一つ紙を用意してください。 その紙のタイトルは、 『父に対して、どのような考え方で接したらよかったのか?』です。 これは過去のお父様との関係を後悔するために書くのではありません。 これからのご主人との接し方のヒントが見つかるはずです。 そしてもう一つ、息子さんが夜眠られたら、息子さんの寝顔を見ながら、 心の中で息子さんに『ありがとう』を100回ささやきかけてください。 どうですか、やってみたいですか」 A子「はい、必ずやってみます。」 電話を切って間もなく、息子が帰ってきた。 息子はランドセルを玄関に投げると、いつものようにグローブとボールを持って、 公園に行った。 『昨日、友達に追い出されたというのに、この子は、また公園に行くの?』 A子の心は心配な気持ちでいっぱいになった。 A子は、その心配な気持ちをまぎらわすように、宿題に取りかかった。 父に対して感謝できることがたくさん思い浮かんだ。 ・現場監督のきつい仕事を続けて、家族を養ってくれた。 ・私が子どものころ、夜中に高熱を出したことが何度かあったが、 その都度、車で救急病院まで連れて行ってくれた。 (肉体労働をしていた父にとって、夜中はしんどかったはず) ・私が子どものころ、よく海や川に連れて行ってくれて、泳ぎを教えてくれた。 ・子どものころ私はメロンが好きだったが、毎年の私の誕生日には、 メロンを買って帰って来てくれた。 ・子どものころ近所のいじめっ子にいじめられていたことがあったが、 その子の家に抗議しに行ってくれた。 ・私は私立大学に入ったが、文句を言わず学費を出してくれた。 (当時のわが家にとって、大きな負担だったはず) ・私の就職先が決まった時に、寿司を出前で取ってくれた。(とても豪華な寿司だった。 その時私は「寿司は好きじゃない」と言って食べなかった。父はしょんぼりしていた) ・嫁入り道具に、高価な桐のタンスを買ってくれた。 「感謝したいこと」に連鎖して「謝りたいこと」も浮かんできた。 「感謝したいこと」と「謝りたいこと」を書きながら、涙が浮かんできた。 「私は、こんなにも愛されていた。 反発する私を、愛し続けてくれていたんだ。 許せないという思いにとらわれていたから、その愛に気づかなかったんだ。 そして、こんなにも愛してもらいながら、私は父に何もしてあげてない。 親孝行らしいこともほとんどしていない。」 自分が父親の仕事を尊敬していなかったことにも気づいた。 父親の現場監督の仕事に対して、「品がない」とか「知的でない」とか思っていた。 父親が仕事を頑張り続けてくれたおかげで、自分は大学まで行かせてもらえたのに。 そのことを初めて気づいた。 父親の仕事に対して、尊敬心と感謝を感じた。 そして今、自分の夫の仕事に対して、「知的でない」というイメージを持っている。 自分の夫に対する「教養がない」という嫌悪感をともなうイメージは、 父に対して持っていたイメージとそっくりである。 自分は、夫に対しても感謝できることがたくさんあるはずだ。 そんなことを考えながら、続いて、「父に対して、どのような考え方で 接したらよかったのか?」というタイトルの紙を用意した。 これについては、すぐに文章が浮かんできた。 「父の言動の奥にある愛情に気づくこと。 自分が不完全な人間であるように、父も不完全で不器用な人間であることを 理解すること。 してもらっていることに感謝をすること。 愛してもらうだけではなくて、自分から愛すること(父を喜ばそうとすること)。 そしてその上で、イヤなことはイヤと伝えて、 おたがいが居心地いい関係を築くこと。」 これはまさに、これから夫に対してするべき考え方だ、と思った。 働いてくれている夫。 自分の人生のパートナーでい続けてくれている夫。 自分は夫に対して感謝することを忘れていた。 夫に対して、こんなに素直な考え方ができるのは初めてかもしれない。 これは父に感謝できたことと関係があるのかもしれない。 今日は夫に感謝の言葉を伝えよう。 そんなことを考えているうちに、外が薄暗くなりかけていることにA子は気がついた。 思えば、今日は家事らしきことをほとんどしていない。 朝の9時ごろB氏に電話してから、1日中自分と向き合っていた。 「晩ご飯の用意、どうしよう?」 そう思った時に、息子が帰ってきた。 息子「ねえ、お母さん聞いてよ!」 A子「どうしたの?何かいいことあったの?」 息子「C君知ってるでしょ。実は昨日、C君に公園でボールぶつけられたんだ。」 A子「あっ、あー、そうなの。C君って、あなたを一番いじめる子だよね。」 息子「さっき公園から帰ろうとしたらC君が公園に来てさー。 で、『いつもいじめててごめんな』って言ってくれたんだ。」 A子は「そうだったの!」と言いながら、 まるで奇跡でも体験しているような気持ちになった。 そして、心から感謝の気持ちが湧いてきたのだった。 A子は、夕食の準備をするより息子と話そうと思い、出前を取った。 出前が届くまでの間、A子は息子に次のようなことを伝えた。 「今まで、あなたのことに口出しをし過ぎてごめんね。これからは、 なるべく口やかましくしないように気をつけるからね。 そして、お母さんの助けが必要な時は、いつでも遠慮なく相談してね。 あなたのことを信頼してるからね。」 息子は本当に嬉しそうな顔をして、「わかった、ありがとう」と答えた。 やはり息子は、母親に信頼してもらいたかったのだ。 「今日は、なんか変だなー。いいことが続くなー。」と息子が続けた。 A子も幸せな気持ちになった。 間もなく出前が届いた。 A子「お母さんは、お父さんが帰ってくるのを待つから、先に食べてね。」 息子「えっ?どうしたの?いつもは先に食べるのに。」 A子「今日は、お父さんといっしょに食べたい気分なのよ。 お父さん、お仕事頑張ってくれて、疲れて帰ってくるからね。 一人で冷めた親子丼たべるの、寂しいでしょ。」 息子「じゃー、僕もお父さんといっしょに食べる!三人で食べる方が楽しいでしょ。」 A子「ほんとうにあなたは優しい子ね。お父さんに似たのね。」 息子「なんか変だなー。いつもお父さんのことを、『デリカシーがない』とか言ってるのに。」 A子「そうよね。お母さんが間違ってたのよ。お父さんは、 優しくて男らしくてたくましくて、・・・男の中の男よ。」 息子「勉強しないと、お父さんのような仕事くらいしかできなくなっちゃうんでしょ?」 A子「ごめんね、それもお母さんが間違ってたのよ。 お父さんの仕事は立派な仕事。世の中の役に立ってるのよ。 それに、お父さんが働いてくれてるおかげで、こうやってご飯食べたりできるん だからね。お父さんの仕事に感謝しようね。」 息子「お母さん、本当にそう思う?」 A子「うん、思うよ。」 A子がそう言った時の息子の笑顔は、その日で一番嬉しそうな笑顔だった。 子どもは本来、親を尊敬し、親をモデルして成長する。 A子の言葉は、息子に対して、「お父さんを尊敬してもいいよ」という 許可を与えたことになる。 息子はそのことが何よりも嬉しかったのだ。 しばらくして夫が帰って来て、三人で冷めた親子丼を食べた。 自分の帰りを待っていてくれたことが嬉しかったのか、夫も上機嫌だった。 冷めた親子丼を「うまい、うまい」と言いながら食べていた。 夫が風呂に入っている間に、息子が眠りについた。 A子は息子の寝顔を見ながら、心の中で「ありがとう」を唱え始めた。 その言葉の影響なのか、心の底から感謝の気持ちが湧いてきた。 『この子のせいで私は悩まされてると思ってきたけど、 この子のおかげで大切なことに気づけた。 本当は、この子に導かれたのかもしれない。』 そう思っていると、息子が天使のように見えた。 いつの間にか、涙があふれてきた。 (ほんとに今日は、よく泣く日である) 間もなく電話が鳴った。 出てみるとFAXであった。 母の字で次のようなことが書いてあった。 -------------------------------------------------------------------------------- A子へ 今日のことお父さんから聞きました。 お父さん、話しながら泣いていました。 お母さんも嬉しくて涙が出ました。 お父さんは、「70年間生きてきて、今日が一番嬉しい日だ」と言っています。 晩ご飯の時に、いつもお酒を飲むお父さんが、 「酒に酔ってしまって、この嬉しい気持ちが味わえんかったら もったいない」と言って、今日はお酒を飲みませんでした。 次は、いつ帰ってきますか。 楽しみにしています。 母より -------------------------------------------------------------------------------- 「晩酌を欠かしたことがない父が、お酒を飲まなかったなんて。」 自分が伝えた言葉が、父の心をどんなにか幸せな気持ちで満たしたのであろう。 A子の目からは、またもや涙があふれていた。 「どうした?泣いてるのか?」 風呂から出てきた夫が聞いてきた。 A子は、その日起きたことをすべて話した。 朝、B氏に電話をかけたこと。 午前中は、父への恨みつらみを紙に書きなぐったこと。 午後、父に電話して和解したこと。 「そうか、お父さんも泣いてはったか。」 夫も、目に涙を浮かべながら聞いてくれた。 そして、息子がいじめっ子から謝られたこと。 「ふーん、不思議なこともあるもんやな。Bさんのやり方は、俺にはよくわからんけど、 おまえも楽になったみたいでよかったな。」 続けてA子は、泣きながら夫に謝った。 そして夫も、泣きながら聞いたのだった。 次の日、A子はB氏に報告して、心からのお礼を伝えた。 朝一番で夫からも電話を入れていたようだ。 B氏「ご主人からも電話もらいました。お役に立てて何よりです。 あなたの勇気と行動力を尊敬します。 さて、これからが大切です。 毎日、お父さまとご主人と息子さんに対して、 心の中で『ありがとうございます』 という言葉を100回ずつ唱える時間を持って下さい。 それから、おすすめの本があります。 後で、何冊か選んで、そのリストをFAXしておきますので、 ぜひ買って読んでみて下さい。」 (注:その本のリストは、このレポートの最後のページで紹介します) その日の夕方のことである。 「ただいま!」元気な声で息子が帰って来た。 「お母さん、聞いて!今日ね、友達から野球に誘われたんだ!今から行ってくるから!」 息子はグローブを持って飛び出していった。 A子の目には、またもや涙がにじんでいた。 声が詰まって、「行ってらっしゃい」の一言が言えなかった。 (THE END) あとがき 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 あなたは、どんなことを感じましたか? 誰かに対する感謝の気持ちが湧いてきた方は、ぜひ、 その感謝を言葉にして伝えてみてください。 誰かに「あやまりたい」と思った方は、 その気持ちが冷めないうちに、行動に移してみてください。 A子さんの勇気ある行動がA子さんの人生を変えていったように、 あなたの勇気ある行動は、 あなたの人生を変えていくことと思います。 このレポートのことを誰かに教えてあげたいと思った方は、ぜひ教えてあげてください。 その人の幸せな笑顔を想像して、ぜひ分かち合ってあげてください。 このレポートは、コピーも転送もOKです。 あなたの「与える行動」が、誰かの人生に、和解や許しをもたらすかもしれません。 このレポートでB氏がA子さんに教えている方法には、 ちゃんと理論的・心理学的な根拠があります。 それを知りたい方は、次のページをご覧下さい。 「私のブログの参考記事のURL」と「おすすめの本」を載せておきます。 あなたの周りに、幸せな成功者の輪が広がっていきますように! 野口嘉則 付録 <B氏の方法を理解するための記事> ・シンクロニシティーと成功法則の関係とは? → http://coaching.livedoor.biz/archives/18847943.html ・成功法則が作用しない人はいるのか? → http://coaching.livedoor.biz/archives/19028324.html ・百匹目の猿現象とは? → http://coaching.livedoor.biz/archives/19379345.html ・頑張っても成功できない「根本的な理由」は何か? → http://coaching.livedoor.biz/archives/19479819.html ・許せない時は、どうすればいい? → http://coaching.livedoor.biz/archives/19620244.html <おすすめの本> ・「生き方」稲盛和夫 著、サンマーク出版 ・「原因と結果の法則」ジェームズ・アレン著、サンマーク出版 ・「生きがいの創造」飯田史彦 著、PHP ・「ゆるすということ」ジェラルド・G・ジャンポルスキー、サンマーク出版 ・「オーケストラ指揮法」高木善之 著、総合法令 |